みなさんこんにちは❗
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来週からは12月。私学の出願がそろそろ確定し始める頃合いですね。
いよいよ受験本番という感じと、冬の寒さで身がぎゅっとなりがちですが、ちょっと肩の力を抜いて顔を上げてみましょう。何事もリラックスが大事ですよ👌
さて、今回は「数学の攻略法」です。
数学は満点を狙える教科です。
まずは前回同様「出題構成」と「時間配分」を確認し、試験当日に落ち着いて対応できるようにしましょう!
後半の「市西に合格した先輩の声」もぜひ参考にしてくだいね😄
過去の記事はこちらからご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてください❗
また、学校や塾で「市西を目指す」お友達に拡散していただけると嬉しいです☺️
数学の出題傾向は大問6問構成
兵庫県公立高校入試「数学」の大問構成はここ数年変わらず大問6問で構成されます。
どの大問にどの分野が配置されるかは年によって様々ですが、概ね出題される分野の構成は変わりません。ここでは令和7年度入試の大問構成を例に出題される分野を解説します。
大問1|計算問題(小問数 約8問、配点目安:24点)
(1)正負の数の加減、(2)多項式の乗除、(3)平方根の加減、(4)・(5)因数分解や2次方程式の解など、(6)~(8)は例年、球や円錐の面積や体積、円周角や平行線と角、標本調査などが取り扱われており、中学3年間の学習内容から幅広く出題されています。
いずれの問題も市西を受験する中学生にとっては簡単なはずですが、間違ってしまったという声を意外に多く聞きます。
受験当日の緊張や焦りからでしょうか、+-(プラス・マイナス)を読み間違えたり、九九レベルの計算ミスなど、いわゆる「ケアレスミス」です。
配点は1問3点ですが、確実に「満点が取れる」部分です。
ここでつまずいてはいけません。毎日一定量の「計算問題」を自分に課すことで、安定した計算力を身に付けましょう!
大問2|整数問題と確率(小問数 約6問、配点目安:15点)
3年前から、規則的に変化する整数に関する問題と確率の複合問題が変わらず出題されています。今年も同様に出題される可能性が高いでしょう。
一昨年は整数の規則性の説明と確率の問題でしたが、昨年は少し複雑な規則性に気づけるか、それを応用した場合にも適切な答えを導けるか(一般化できているか)を問う問題でした。また、規則性を一般化した上で、確率の問題と絡めて出題することでつまづくポイントを増やす構造でした。
整数の規則性や確率の分野は得手不得手が大きく分かれるところですが、絶対に「ヤマ」を張ってはいけません。不得手な方は分野別の問題集で様々なパターンの問題に触れ、繰り返し演習しましょう。
ちなみに、「大小2つのさいころを振ったときの確率」に関する問題がよく出題されます。少し複雑な条件の問題が設定され、失点しやすいポイントです。時間がかかりそうなら、先に後ろの問題を解いてから取り組むなど、時間配分に気をつけましょう。
複合問題といってもひとつひとつ丁寧に考えれば非常にシンプルな問題です。難易度は高くありませんので、最小失点で抑えたいところです。目標は11点以上(1問ミス程度)です。
大問3|2次関数(小問数 約5問、配点目安:15点)
2次関数は必ず出題されると言ってよいでしょう。100%理解して臨んでください。そもそも、中学レベルの2次関数でつまずいていては、市西入学後1か月で人生が終わります😕
2次関数は放物線を描くため、一見複雑そうに感じますが、必ず原点を通る放物線です。つまり「2乗に比例」しているだけ、です。小学校で扱う「比例」と大差ありません。そのため、問題を複雑化させることが難しく、傾向はあまり変わりません。
「比例定数を求める・変域を求める・座標を求める」ことを基本とした、「図形を組み合わせた問題」となります。
つまり、2次関数は「図形問題」なのです。「座標平面上で図形の特性を生かして考える」ことを身に付けましょう。
「関数の式を用いて座標を求めることができる」というヒントがある平面ですから、単純な平面図形の問題よりとっても簡単。落ち着いて満点を取ってください!
大問4|2元1次方程式・連立方程式(小問数 約5問、配点目安:15点)
「1次関数」が例年出題されていましたが、昨年度は1次方程式の問題に置き換えられました。
2次関数や2次方程式を難しく感じますが、高校入試においては1次の方が難易度の高い問題が出題されやすいので油断しないように❗
一方で、1次関数や1次方程式に「ひらめき」は必要ありません。学んだことを生かし、丁寧に取り組めば必ず解ける問題です。つまり「市西に合格する人は絶対に落とさない問題」です。
1次関数の場合は「必ず図示して考える」ことが王道です。ラフな図でも構わないので計算用紙にグラフをサッと描いて、問題の状況を把握すること。これは方程式の場合も同様です。今現在の状況を図に描いてみましょう。
昨年度の問題はAさん〜Dさんの4人に100個の玉を配る問題でした。作業の段階に応じて、今、それぞれが何個持っているのかを図示することで、頭が整理されやすくなります。状況が見えればそれを立式するだけですから、決して難しい問題ではありません。
ここも全問正解したいところですね❗
大問5|平面図形(小問数 約5問、配点目安:15点)
証明問題と長さや面積を問う問題になっています。
公式を覚えていれば解けるという問題だけではなく、複合的な思考力が問われます。ひらめかないと時間を要します。導き出した答えが「妙な分数」である場合が多く、不安を感じさせることもあります。市西を合格した先輩でも間違えてしまったという声が最も多いポイントです。
「とにかく時間をかけすぎない」ことを意識しましょう。時間がかかる割に、最後の小問の配点はせいぜい4点です。
ここで1問正解するよりも、他の問題で失点しないようにケアすることが大切かもしれません。
図形問題に時間を割きすぎないこと!
大問6|数学的な考え方(小問数 約5問、配点目安:16点)
数学的な考え方を問う問題で、読解力を要する文章題となります。ポイントは「文章をしっかりと読んで、何を問われているかを理解すること」です。
ちなみに令和7年度入試では「ダーラム法」、6年度は「ブライアスコア」について説明を読み活用する問題がありました。いずれも、およそ受験生が知り得ない知識を取り上げ、それをどこまで理解して使うことができるかを試す問題です。
数学的な知識はもちろん、「書かれている話題を理解し、適切な思考ができるかどうか」が問われます。数学的知識は中学1年生レベルで対応できることが多く、慌てずに取り組めば満点が取れます。
一番の問題は「残された時間」です。大問6に辿り着いた頃には時間がほとんど残っておらず、焦りを感じる人が多いかもしれません。大問1~5を終えて、15分以上残した状態で大問6に取り掛かり、10分程度で対応することが理想です(残りの5分で全体の見直し)。
適切な時間管理で満点を狙いましょう。
市西に合格した先輩の声
「小問の配点は2点~4点!
大問1を落とすな!」
大問1の小問も、大問3や大問5の難易度高い小問も失点は同じ3点か4点!絶対に解ける大問1で失点していては合格は難しいですよ!
「時間配分を決める!」
例えば大問1は5分、大問2は8分、大問3は8分、大問4は7分、大問5は7分、大問6は10分、見直し・予備に5分を目安に練習をすると良いよ!
複雑な状況を説明した問題や平面図形、大問の最後の小問など、ピンとこなかったらいったん飛ばす!ここは時間かけさせる罠問題!
また、悩み出すと焦りもあって頭が混乱しやすくなります。一度別の問題に行って頭をリセットしたほうがスムーズに解けることも!
「1次関数や方程式は図を描いて!」
1次関数や方程式で間違える人は大抵図を描いていません!
必ずフリーハンド(手描き)でグラフや状況を整理した図が描けるように取り組んで!
「慌てないための受験勉強!」
市西を目指す皆さんですから、中学数学でつまずいていることはないと思います。数学の一番の敵は「時間」だと思ってください。50分という限られた本番の試験で、緊張感と闘いながら焦らずしっかり解けるようにするための練習、それが受験勉強です!
市西生が中学時代に使っていた人気の数学問題集は
基本的におすすめの参考書は「ありません!」が市西生の声。もうこの段階から各単元の導入にページを割いたような参考書を読んでるようでは市西を狙っていないはず。この段階から取り組むべきはとにかく演習問題!
中学レベルの数学で、特にコレが良いよというのはない!というのが私たちの本音です(見た目が違うだけでどの問題集も大差ない)。
そんな中、全国高校入試問題正解(旺文社)シリーズは市西生支持率No.1です❗
今から何か買うのであれば、計算量・演習量を増やしたり、分野別に学習するためにちょうど良いでしょう。
「2026年受験用 全国高校入試問題正解 数学」(旺文社)
「2026年受験用 全国高校入試問題正解 分野別過去問733題 数学 数と式・関数・データの活用」(旺文社)
「2026年受験用 全国高校入試問題正解 分野別過去問445題 数学 図形」(旺文社)
全国の入試問題の過去問をまとめた問題集です。入試問題は都道府県ごとに異なりますが、同じ問題が出ることもあるので、他県の問題をやることで、「あ、これ見たことあるぞ」となるかも知れません。
次回配信は11月26日(水)19時予定
次回は11月26日(水)配信予定。引き続き市西を目指すみなさんのためになる情報を配信していきます❗
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